ライブ文化の違い

某ライブハウスでたまにPAをやる関係上、どんなバンドが来るのか前もって確認するためにweb検索をよくするのですが、

日本のバンドはあまりweb上でのプレゼンスがないような気がします。

今はネット環境さえあればmyspace,facebook,soundcloudなどで簡単にタダでバンドのページや音源のアップロードもできるのに。もったいない。

 

イギリスでは、大抵どんなバンドでもmyspaceなどで音楽をアップロードしています。個人的にはそのほうが宣伝になっていいと思います。

ただ、ここで問題になるのがCDやダウンロードでの売上の問題ですね。

無料でwebにアップロードすると売上が落ちるのでは?

という懸念はあると思います。

確かに落ちると思います。お金を出して買う必要がないわけですから。

ただ、全く宣伝もなしに、全く知られてないバンドの曲やライブのチケットを買う人はいないと思います。ましてやpubなどで生演奏を聞く機会が少ない日本では特に。

 

もうCDを売って稼ぐ、という時代ではありません。

ロンドンでは5年前とくらべて、HMVなどのCDショップの数は激減してます。

というわけで、現在ポピュラー音楽はライブで稼ぐというスタイルに移行しました。

ライブはネットでタダでダウンロードできません。

 

一応日本でもライブ観客動員数は年々増加しているらしいのですが、

東京でPAをやっていた人は「日本人はあまりライブにこない」

と言ってました。確かにあまり会場が満杯になることはないですね...

何が原因かというと、個人的には:

 

-騒音や建物の立地などの日本文化、気軽に生演奏を聞けるpubなどがない

-アルコール消費量が少ない/家賃が高いのでライブハウスが演奏者からイベント代を払って貰わざるを得ない

-チケットが高い

-そもそもライブに興味がない

 

など、色々考えられますが、特に文化面が関係してると思います。

一番変えようがない所なんですけどね。

 

何が言いたいかというと、ミュージシャンのみなさん、レコーディングしてweb上に音源アップロードしてください

ということです 笑