レコーディングとPA(3)

今日は、"誰のためにMixをするのか"ということに関して書きます。

 

レコーディングでは前回書いた通り、"最終のMixが誰に聴かれるのか"という点では、不特定多数の人です。そしてみんな違う環境で聴いています。なので、どの環境でもバランスが崩れないミックスが大事です。

 

PAでは1種類だけのMixではなく、

-FOH(Front of House、要はオーディエンスのためのMix)

-Monitor(ステージ上のミュージシャンが自分たちの演奏を聴けるようにMix)

の基本2種類です。

ただ、MonitorはWedge(ウェッジ、各ミュージシャンの足下にあるスピーカー)やSide Fill(ステージ上の横にあるスピーカー)の数だけMixを作らなければなりません。

小さい会場だと、4Mixくらいですが、フェスティバルとか、大きいとこは20Mixくらいになることもあるそうです。

小さい会場だと、基本FOHエンジニアが全て兼任しますが、大きい会場はMonitorエンジニアと2人で別れてやります。

FOHからMonitor Mixを作るのは、MixerのEQなどの制約もあり、なかなか厳しいです。