CD is dead

英HMVが経営破綻したそうですね。

前から言われていたことですが、CDはほぼ完全に死滅しました。

 

自分が5年前くらいにイギリスに住んでた時はまだHMVやVirginと言ったCDショップがたくさんあったのに、この前行ったらほぼなくなっていたのが印象的でした。

デジタルダウンロードやSpotify,Pandraなどのネットを使ったものが今は、というか3-4年くらい前から主流です。日本では全然話を聞かないですけど。

ちなみに現在世界一CDが売れているのは日本だそうです。

まあ、実際売れているのはCDじゃないとは思いますが...

 

CDは聴いて楽しむものというよりは、コレクターズアイテム、

つまり、ファンがライブ会場で買い、サインをしてもらうとか、

それを所有することで満足感を得るもの、という立ち位置にいます。

 

CDの音質ですが、もちろん低ビットレートのMP3とかよりはいいのですが、

実際にレコーディングしてミックスした時よりは音質自体は落ちてます。

なぜかと言うと、CDは44.1kHz,16bitですが、レコーディング時はサンプリングレートはともかく、24bitです。

しかも、正直なところブラインドテストをして、CDの音質と、24bitの音質と、MP3の320kビットレートの音を聞き分けられる人ってそんなにいないと思います。

相当いいリスニング環境ならまだしも、普通のコンポとかヘッドフォンとかじゃ普通の人間には絶対無理。

 

個人的には、CDが死滅するのは当然かな、と思います。

時代の流れもあるだろうし、なによりデジタルファイルが持つ利点がCDに比べて大きすぎる。

アナログ版買えばデジタルダウンロード版が無料で付いて来るとかやってるミュージシャンもいるし。その分CDは中途半端。

形のあるものに対して保守的な日本でも近いうちCDから移行する時は近いんじゃないかなとは思います。

ただ、MP3で256kオンリーだけで売るのは勘弁して欲しい...