前回の続きです。
スネアがどうしようもなくなったときはどうするか、
最終手段として、「サンプルに差し替える」という手段をとります。
Protools HDだと本当に一瞬で差し替えが可能です。
普通のだとそれなりに手間はかかりますが。
これはもちろん他のドラム、例えばキックドラムやタムなどにも使えます。
1回目に書いた、シンバル、ハイハットが一番大事、と書いたのはこれが理由。
シンバルはともかく、ハイハットを差し替えるのは色々な意味で厳しいからです。
正直、これは最終手段でもなく、現在のレコーディングでは当たり前の手法です。
個人的には生音そのものを差し替えるのは邪道だと思うので、サンプルと生音をミックスすることはよくあります。
ましてや自分で録音したドラムを完全に差し替えるってことは自分の録り音に自信がないってことなので...
もちろん特殊効果を狙う場合は別です。
(例えばエレクトロ系のバンドでキックドラムだけ808系のキックに差し替えることはよくあります。)
サンプルにはかぶりがないので、いくらつぶそうがハイハットが目立つこともありません。
もし音楽を聴いていてスネアやキックの音色があまりにもそろいすぎている時は、
そのドラムはサンプルに差し替えられているのかもしれないですよ...
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